もう一か月以上も前の事なので大変恐縮なのですが、年末に市場に行く機会がありました。
活きの良さそうなワタリガニが陳列されていて、買おうと思ったら全部オスガニ。
お店の看板娘にメスは無いの?と尋ねるともう売れちゃったと・・・う~ん残念。そんな筆者を見かねたのかちょっと待ってて、後ろの水槽の中からでしょうか、メスガニを何杯か持ってきてくれました。
いやはや、言ってみるものです。これも通い詰めた結果でしょうか。(笑)
しかも、そのメスガニはまだピチピチと生きておりました。輸送時に一応氷で鮮度が下がらないように持ち帰ります。なので、その後の動きが少ないのは活動が鈍っているのだと思われます。
一見死んでるように見えるワタリガニですが、珍しく生きたワタリガニが手に入ったので、ちょっと調理法などのまとめをしたいと思います。
ワタリガニを締める
まずは、ワタリガニを締めます。
生きたままだと調理したときに手足がもげてしまいますので、そのために処理します。
キリやアイスピックなど鋭利なもので頭に突き刺しグリグリするか、氷水に入れて10~20分待つか、そのまま冷凍庫にぶっこんで30分以上置いておくか大体これで活け締めになります。
ワタリガニの旬を考える
ワタリガニの旬はいつか?と言われるとメスガニは晩秋(冬)から初夏の外子になるまででしょうか。ここ道南では外子になるのが6月くらいです。
まあ、外子は外子でそれなりに美味しいんですがね。
ワタリガニがコンスタントに流通するのが4月から6月が多いので、そう考えるとやっぱり春先が旬と思っています。あんまり冬は売ってないイメージが強いです。実際は今回みたいに売っているんですけど、地元のスーパーにはあまり並びませんね。市場でタイミングよく買わないと手に入りません。
オスガニはいつか?メスガニが流通するならそっちを買いたいので、それ以外の時期で筆者が考えるおすすめ時期は7月から11月くらいでしょうか。
身がしっかり詰まってそのまま食べたり、贅沢にもカニ玉の素材にしちゃいます。
ワタリガニの値段
ワタリガニの値段は大きさでもちろん違いますが、オスメスで結構違いが有ります。
筆者の体感ですが、オスガニの1.3~1.5倍でメスガニが売られています。この日も同じ大きさ、下の写真程度のメスガニが400円、オスガニは300円弱でした。
基本的にオスガニの方が安いですね。
また、大きい個体は魚や貝類同様それだけで値段が跳ね上がります。
地方によって値段は全然違いますので、皆さんの住んでいる地元で確かめてみて下さい。
ワタリガニの美味しい食べ方①~茹でる
一番簡単で手軽な調理法です。
鍋に水を入れて火にかけ塩をいれて沸騰したらワタリガニを入れるだけ、結構簡単にできるシンプルな調理法です。それでも美味しさは抜群ですのでオススメですね。
ワタリガニの美味しい食べ方②~蒸す
多分、これがご家庭でもっとも美味しく、かつ一番イージーにできる方法ではないでしょうか。
お湯を沸騰させ、蒸し器に入れて待つだけですので手間のいらない調理法です。
茹でるよりは手間がかかりますが、茹でるより味が凝縮して美味しい調理法ですね。
外子も美味なので良かったら、そちらもご覧ください。
ワタリガニの美味しい食べ方③~焼く(炭火焼)
ワタリガニの一番美味しい調理法といったら、やっぱり焼き、しかも炭火焼ではないでしょうか。
焼けるまでの待ち時間に変化する甲羅の色、炭火にカニの汁が落ちてジュって音と一緒に立ち込める香ばしいにおい・・・。
もう食べる前と食べた後両方ともを満足させる調理法です。
今はやりのキャンプやBBQ、取り入れない理由はありませんね。(‘ω’)
ワタリガニの美味しい食べ方④~カニグラタン
ワタリガニのカニ身をほぐして甲羅に詰めてグラタンはいかがですか。
手間はかかりますが、家庭でも上品で美味しい一品が食べられます。
カニとホワイトソースの相性は最高なので是非試してほしいです。
ワタリガニの美味しい食べ方⑤~カニ玉
カニの美味しい食べ方の定番はカニ玉です。
身をほぐして卵混ぜて調理すると、子どもが大好きな一品になります。
正直、ほぐすのが大変なのですが、キッズの喜ぶ笑顔が見れるならやってみる価値ありです。
さて、筆者大好きな調理を紹介しました。ワタリガニはカニの中では比較的安く食べられるので是非皆さまチャレンジしてみて下さい。
↓ ↓ クリガニもどうですか。(‘ω’)