赤皿貝(アカザラガイ)の美味しい食べ方

アカザラガイ 水産加工
アカザラガイ
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク
↓↓↓他にも水産加工が一杯!ブログ村のテーマはこちら

赤皿貝という貝をご存知でしょうか。

ここ函館ではアカザラというのが一般的かもしれません。

このアカザラは見ての通り、ホタテや以前紹介したババノテ(エゾキンチャクガイ)と同じイタヤガイ科の貝になります。

↓ ↓ ババノテのお刺身(‘ω’)

このアカザラと呼ばれる貝は、昔は牡蠣やホタテの養殖にくっついてくる邪魔者、いわば漁師さんが収穫する目的外の貝でした。

だから知ってる人も買う人も稀で、20~30年前は1kg200円程度で売っていました。だから、我が家ではカレーの具材にしたり、殻つきのままホットプレートで蒸して食べたりと、結構雑な食べ方してましたね。(苦笑)

それが今ではこの量で1,000円は超える高級貝に変身してしまいました。

時代の流れは凄いですね・・・。

それもこれも、この貝の味が再評価されたからに他なりません。ホタテよりは小さいですが、歯ごたえはプリプリ、味も濃厚で旨味たっぷりなんですよね。

ですから、我が家では結構カレーに入れても味が負けない具材として重宝しておりました。

さて、久々に新鮮な殻付きが手に入ったので、今回はお刺身にして食べたいと思います。いつもは殻から剥かれてプラスチックケースに入った状態で売られていることが多いですね。

貝殻表面は赤くなっている
貝殻表面は赤くなっている
表面を綺麗にして出荷していることもある
表面を綺麗にして出荷していることもある
スポンサーリンク

アカザラガイのオススメ料理

今回は刺身にしていきますが、アカザラのオススメ料理をいくつかご紹介しましょう。

先ほど話に出ましたカレーの具材としても勿論ですが、殻付きのまま焼いたり、蒸したり、殻から外してバター焼きも結構いけます。

それ以外には天ぷらやフライもホタテ同様美味しく食べられます。

あとは何と言っても小さめの貝なので、殻から剥いて丸ごとアヒージョに使うなんていうのも美味しいです。

今更ですが、少しくらいアヒージョにすれば良かったと後悔してます。

スポンサーリンク

アカザラガイを殻から外す

ホタテやババノテなどのイタヤガイ科の貝と変わりません。貝殻から貝柱を切断する作業になりますが、小さいために先にウロやヒモを取るのが難しいです。

全部外してからの作業の方が簡単なので、そちらで今回は行っていきます。

テーブルナイフなどで片方の貝殻の表面上を滑らせるように、ナイフを動かし貝柱と貝殻を切り離します。片方が終わったら殻を開いて取り外し、ひっくり返してもう片方の殻から同じように貝柱を切り離します。

片貝焼きにする場合は片方でやめときます。

ナイフを滑らせて貝柱を切り離す
ナイフを滑らせて貝柱を切り離す
片方が取れたら貝殻をこじ開け外す
片方が取れたら貝殻をこじ開け外す
スポンサーリンク
もう片方も滑らせて貝柱を切断する
もう片方も滑らせて貝柱を切断する
これを繰り返して剥いていく
これを繰り返して剥いていく
殻から全部外し終えた状態
殻から全部外し終えた状態
スポンサーリンク

ウロとエラを切り離す

あとは可食部とそうでない部分に切り分けます。

基本的にはホタテと変わらないので、ウロとエラと呼ばれる部分を切り離します。

下の写真で右上がエラ、右下がウロになります。

刺身の仕方によって可食部も貝柱、ヒモ、ベロ(卵巣・精巣)に分けて使います。

活きも良さそうでしすし、筆者丸ごと食べるの好きなのでそのまま行っちゃいます。苦手な方はヒモやベロは切り離して加熱調理すると良いです。

ウロとエラを外す
ウロとエラを外す

アカザラガイのお刺身の完成

軽く洗って水分をしっかり拭いて、アカザラガイのお刺身が完成しました。

ヒモが黒いので外して塩もみしても良いのですが、お店で出すわけではないので見栄え悪くても構いません。お好みでヒモ、ベロは処理して下さいね。

早速頂きます・・・やっぱりホタテより濃厚ですね。ババノテもホタテの上を行くと思いますが、このアカザラも負けてませんね。

昔は安かったのでたらふく食べられましたが、今は一番好きな食べ方で楽しむくらいしかできなくなりました。もうちょっと安かったら色々楽しみたい美味しい貝です。皆さまも新鮮なものを見かけたら一度チャレンジしてみませんか。(‘ω’)

アカザラガイの丸ごと刺身
アカザラガイの丸ごと刺身
丸ごと手巻き寿司にしても旨い
丸ごと手巻き寿司にしても旨い

↓ ↓ 他のイタヤガイ科の貝はこちら(‘ω’)

コメント

タイトルとURLをコピーしました