釣り師Iさんから頂いたサクラマスは前回炭火で塩焼きにしました。正直、塩漬けにした塩焼きはよく食べていましたが、生の活きの良い状態の塩焼きがあれほど美味しいとは思いませんでした。
さて、中骨の無い残った半身を今回はちゃんちゃん焼きにしていきます。うちの家庭では「ちゃんちゃん」焼きと言いますが、ものの本によると「ちゃんちゃ」焼きと表記しているものが見られます。
「ちゃんちゃ」焼きが元の名称で、「ちゃんちゃん」焼きが訛った形だと書いている本もありますが、確証はありません。うちの家系は昔からちゃんちゃん焼きと言いますので、ここではそれで統一しておきます。
ちゃんちゃん焼きのメジャーな食材はやっぱり秋に旬を迎える鮭ですが、これだけの魚体ですのできっと鮭にも劣らない味わいになるはずです。二枚おろしになった半身を下処理していきます。
余計な部位を取る
ちゃんちゃん焼きにするのに余計な部位を取っていきます。カマと腹ビレを除きましたが、正直付いたままでも構いません。この辺は出来上がりの好みの問題なので取らなくてもOKです。
余計な骨を抜く
ハラスの骨や中骨と背の中間にある骨を骨抜きで抜いていきます。腹骨は梳いても構いません。
この作業も正直好みであると思います。筆者はあとで煩わしいのが嫌なのでここでしっかり骨を抜いていきますが、両親などはそのままにして食べるときに各自注意するように!というスタンスです。(笑)
あとで取り上げますが、野菜と鉄板上でほぐして混ぜていくには、骨が無い方がいいような気がします。
両面に軽く塩を振る
マスの両面に軽く塩を振って20-30分置いておきます。余計な水分と臭みを消すためです。
胡椒を振る方もいますのでお好みでどうぞ。
野菜を準備する
さて、必要な野菜を準備します。キャベツはざく切り、人参は短冊、ピーマンは輪切り、玉ねぎはスライスにします。この辺で一応レシピ的なものをのせておきますが、魚体の大きさで分量も変わりますので、大きさやお好みで増減してください。
味噌だれも作っておきます。みりんや砂糖を多くすると甘めの味付けになりますので、お好みで調整して下さい。
サクラマス | 半身 |
塩 | 適量 |
胡椒 | お好みで |
油(バター) | 適量 |
キャベツ(白菜でもOK) | 1/4 |
人参 | 1/2 |
ピーマン | 2個 |
玉ねぎ | 1/2 |
シメジ | 1/2 |
酒 | 大さじ3 |
みりん | 大さじ3 |
砂糖 | 大さじ2 |
味噌 | 大さじ6 |
ホットプレートやフライパンで焼く
準備が整いましたので、ホットプレートやフライパンに油を引きのばします。フライパンよりはホットプレートの方がわいわい食べる雰囲気が出るかもしれませんね。
油を敷いたら、皮目を下にしてサクラマスをのせて焼いていきます。蓋をしてある程度火が通るまで待ちます。あまり強火にすると焦げてしまいますので、中火程度で加熱しましょう。
野菜と味噌だれを入れる
魚にある程度火が通ったなら、野菜を入れましょう。キャベツ(白菜)をまんべんなく入れて、その後で人参・玉ねぎ・ピーマン・しめじと順次入れます。
入れ終わったら、味噌だれを回しかけてまた蓋をします。
蓋をするとしばらく野菜から水分が出てきますので、野菜がしなしなになるまで待ちます。
野菜に火が通ったら蓋を開ける
野菜に火が通りしなしなになったら、蓋を開けてしばらく蒸気を飛ばします。蒸気が飛んだらちゃんちゃん焼きの完成です。
取り分けて食べる
あとは取り分けて食べていきますが、家庭によっては鉄板上で魚をほぐして混ぜてしまったりします。むしろこちらの方が一般的なのかも知れません。混ぜてから取り分けるなら、やっぱり予め小骨を取り除いておくと簡単に食べられますね。筆者は皿に取り分けてから混ぜ合わせます。(‘ω’)
サクラマスと野菜と味噌だれが混ざり合って、ご飯のおかずにも酒のおつまみにもピッタリですね。
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