ここ道南では6月から8月にかけてウニが食べごろです。
ウニは高いですよね。筆者も大好きですがなかなか食べられません。
エゾバフンウニとかキタムラサキウニ、前者はガンゼで後者はノナと呼ばれています。
ノナという呼び方はアイヌ語由来というのは前に触れたと思います。
地名にも残っているくらいで、積丹の沼前(ぬままえ)という地名は、永田方正の『北海道蝦夷語地名解』でNona-mai(ノナ・マイ)とあり、おそらくnona-oma-i(ノナ・オマ・イ)で海栗(雲丹)・ある・ところという意味であると思われます。nona-oma-iのoが※重複母音で欠落し、ノナ・マイ → ヌマ・マエになったのでしょう。
後者のキタムラサキウニがお安く売っていたので奮発して購入しました。
今回はそのキタムラサキウニをお刺身にして食べたいと思います。
ただ殻を剥いて刺身にする記事ですので、まあ読み飛ばして下さい。(‘ω’)
※異種の母音が隣り合って現れるとはじめの母音を追い出してしまうことが多い。まれに後ろの母音が落ちることもある。この場合は後ろの母音欠落か。
殻を剝く道具
いつもは面倒なのでただ半分に割って食べるのですが、休日で他にやることもないので丁寧に殻を剥いていきたいと思います。
必要な道具は下の写真の通り。
ハサミと骨抜き、それにキリやアイスピックなど突き刺して穴を開ける道具があればOKです。
あとは調理用の手袋があるといいですね。
軍手でも構いません。
キタムラサキウニは手に刺さり易いですし、そのまま掴むと手が紫色になってしまいますからね。
100均で買って用意しましょう。
口ばしを取り除く
さてキタムラサキウニを口ばしを上にして殻を剥いていきます。
まずはハサミで口ばしの回りを切って、口ばしを引っこ抜きます。
骨抜きで殻を剥く
口ばしを取り除いた穴から徐々に広げるように殻をペリペリと剥いでいきます。
黄色の身(生殖腺)のある部分を取り除かないように、殻と身の間に骨抜きを入れて剥がして行きます。
内臓やゴミを取り除く
ウニの殻の中にある黒い内臓やゴミを取り除きます。
先ほどの骨抜きをピンセットのように使って除いていきます。
塩水で洗う
ある程度取り除いたら、殻の中心に穴を開けて3%の塩水(1Lの水に30gの塩を溶かす)をボウルに作りその中で振り洗いして残ったゴミを取り除きます。
キタムラサキウニ(ノナ)のお刺身の完成
さて、一連の作業を終えるとキタムラサキウニのお刺身の完成です。
ちょっと居酒屋風にリッチな気分になれますね。
実入りが最高というわけではないですが、これで1個150円なので全然ありです。
しかも今回は量が半端無いです。この量なのでめちゃくちゃ満足ですね。
お店で食べると1個500~600円は確実にかかりますので、もし安くて新鮮なウニを見かけたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。酒の肴に最高です。(‘ω’)
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