一時期、イワシと同じでニシンも高くなりましたが、ここ1~2年は価格が落ち着いてきています。大分獲れるようになったからでしょうか。
地元の北斗産ニシンも出回り、鮮度も大きさも良くこれで1尾100円程度なので安く感じます。数年前は鮮度の悪いのが1尾300円で売られていましたので、魚が戻って来たのでしょう。
同じ青魚でも、サンマはかつてないほどの不良ですが、イワシやサバ、ニシンは最近それなりに獲れていますので、なんらかの因果関係があるのかもしれません。
コスパを気にしながら魚介類を食べるのが筆者のモットーですので、今回は1尾100円で活きの良いニシンを購入しました。メインを簡単マリネにして、あとは素材を無駄なく利用したいと思います。
ニシンを捌く
まずはウロコ落としていきます。
ウロコを落として水で洗い流したら、頭を落として内臓を取り出します。今回は生食にしようと思っていたので3尾ともオスを指名買いです。刺身はやっぱりオスの方が美味しいと思います。
詳しい捌き方は昨年も記事にしていますので、そちらを参照してください。
今回は写真とキャプションだけでダイジェストでお送りします。(笑)
![ウロコを取る](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/fec3bb979579f266f16e8f90fa2945d8.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![水でウロコ流した大きい鰊](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/51f5352674e6b6fd040f2ee8dfbbfe41.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![眼がキラキラしていて活きが良いニシン](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/cbac6e332c560bd7dec1bd47792b15b2.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![頭落としと腹を割いて内臓取り出す](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/5df48472393bb46250981a52e6b9be4b.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![白子も捨てずにとっておく](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/0698a0a573cd4d5b9390738b4db4ff01.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![ボウルに入れた水でハラスの血合いを洗う](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/e6a745bce5d76b48921f1e564e42e1bd.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![キッチンペーパー等できれいに水分を取る](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/7c7d9f8bf7d9aed98c62edaafe075837.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![丸々とした鰊を卸して3枚にする](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/d4c324eb2b1927de944288a97f2357dd.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![三枚卸しにする](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/f171dd4083e30466b2c9b7dae38090c4.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![腹骨を梳く](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/33aa49892b18d8ade413ae5cab5dc471.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![小骨を抜く](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/a7ad0254d8833282a0deaf632e410e4f.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
以上ざっくりとした工程ですが、筆者的には非常に楽をさせてもらいました。(笑)
もしかしたら、こういう書き方の方が読者的に分かり易かったりするのでしょうか・・・。しかし、レシピサイトではなく読み物のブログですからねえ・・・。
軽く塩を振る
3枚に卸した半身を、ザルなどの上で軽く塩を振って冷蔵庫で20分程度おいておきます。
臭みとともに余計な水分が流れでます。
![両面に軽く塩をして冷蔵庫へ](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/654e8c644758981b817ae725316cf617.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
玉ねぎをスライスする
一緒に漬ける玉ねぎをお好きな量スライスします。今回は半分ですね。
酢に漬けた玉ねぎが好きな方は多めに入れていいと思いますよ。
![玉ねぎをスライスしておく](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/582dd88e6f91e91805c9c454f9f21043.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
ニシンのマリネを作る
さあ、いよいよマリネを作っていきましょう。父親直伝の筆者家庭のマリネは超簡単!
先ほどスライスした玉ねぎを少し深みのある器に敷き詰めて、その上にニシンを敷き詰めます。ニシンは塩をしてありましたので、軽く水洗いして塩を洗い流し、水気をしっかり拭いてから使ってください。
ニシンを敷いたら、その上にまた玉ねぎをのせて一味唐辛子を満遍なく振りかけます。
ここからはお好みですが、もっとピリ辛系が好きなら鷹の爪を、タネを取ってちぎっていくつか入れて下さい。輪切り唐辛子でもいいですね。
筆者、ブログのため見栄えのいいように器を使いましたが、酢が勿体ないという方はジッパー袋でもOKです。
![スライスした玉ねぎを敷く](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/995dc4a76ac09bdb25e04cbae37d0a5a.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![ニシンをのせる](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/e26f693e17b041386c418b4b84cbd51e.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![玉ねぎをのせて一味や鷹の爪をいれる](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/3a708805f68901a31c01ea7471859740.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
酢を入れて時間をおく
あとは全体が浸るくらいの酢を入れて待ちます。通常は20分~1時間程度でいいと思います。どのくらい締めるかは好みで分かれるところです。脂の乗りが良いと同じ時間でも漬かりは悪いので、酸っぱいのが好きか、半生っぽいのが好きか、色々確かめてみて下さい。(笑)
![酢を入れてしばらく置く](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/7bb7f7aebb8c1d4c0113a82a5aeea2f7.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
ちなみに筆者はこのくらい脂が乗ったものでも、30分程度で切り上げます。刺身がちょっと酢にしみた感じですかね。
ところが!
今回事件が起きました。ちょうど仕込みが終わったところで、会社から電話が!(*´Д`)
ちょっと仕事をしている間に、ニシンを漬けていることをすっかり失念してしまいました。
気づいたのは翌朝・・・。ニシンはすっかり酢に染みておりました。(涙)
ニシンの簡単マリネの完成
そんな事情はありますが、酢から上げて水分をふき取り皮を剥きます。
30分程度の酢漬けなら問題なくスルスル剥けるのですが、いやあ、酢に漬かりすぎて今回は剥けづらかったです。
![ニシンの皮を剥ぐ](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/6a8037530f6799da3bfaa11085893df6.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
中までしっかり漬かっちゃっていましたが、脂が多いので意外に美味しく頂けました。
一緒に漬けた玉ねぎを敷いた上に、ニシンをスライスします。ミニトマトやカットレモンを付け合わせても良いですが、これ以上酸っぱくなると嫌なので、さっぱり系のカイワレ大根をトッピングして完成です。(苦笑)
料理が決して上手くない、父から教えてもらったおすすめメニューです。
![ニシンの簡単マリネ](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/a557bae52aa9dd3a2661776d71f94e44.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![玉ねぎと一緒に召し上がれ](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/d35449cfe6b8ab6de545dc6acd4f2396.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
ニシンの刺身
残りの一尾分はやっぱり刺身で頂きましょう。
骨を断つように薄く切ったら生姜を薬味にしてどうでしょうか。脂がのってこのニシンマジで旨いですね。これで1尾100円は安いな・・・居酒屋でお金払えんわ。
![刺身用のニシン柵](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/a58132ce09a6b650e74487c3db1861a3.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![ニシンの刺身](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/6f05d34d31ec6862ede1f7b8dba0d7b5.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
白子の醤油煮
今回はオスだけで決め打ちしましたので、中身は全部白子です。捨てる方も多いですが、色々な食べ方が出来ますので、一番簡単な醤油煮でお酒のつまみにします。
血の溜まった部分に、軽く爪楊枝等で穴を刺して血を抜きます。それほど神経質にやる必要はないのでザックリで結構です。
あとは、醤油、みりん、酒と少しの砂糖を加えたもので煮ていきます。面倒くさかったら麵つゆでOKです。無駄なく刺身で梳いた皮も一緒に煮ちゃいましたが、脂があって美味しいです。
![ニシンの白子](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/fe9f31159b82ebc630017a7896f87648.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![醤油で煮る](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/793cd0830c93e064cefc33a3c330ac62.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![ある程度にて火が通ったらOK](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/d8a8ca736b835f8bbf549c55d079fc7b.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![皮と白子の醤油煮](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/8f01834ea2fc890feafc9b993de07e03.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
最後は骨せんべいを作る
ちょうど、翌日唐揚げを作る予定だったので、この際中骨も食べ尽くしてしまおうと思い、中骨とハラスの梳いた部分を軽く塩をして冷蔵庫にこのまま保存し乾燥させました。
翌日、これを素揚げして骨せんべいでおつまみとおやつにしようという考えです。
気が付いたら美味しかったのかわかりませんが、写真撮る前に食べ尽くされちゃいました。(;゚Д゚)
思わぬことが起きましたが、今回のニシンは余すと来なく食べ尽くしましたので満足です。
![塩して冷蔵庫で乾燥して素揚げにする](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/01/a9564f8614fcc68c370194becae8af1f.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
↓ ↓ ニシンのオススメ酒のつまみ(‘ω’)
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