やっぱり北海道の冬といえば真鱈です。
今年も鍋にしたり、フライにしたり、焼いて食べたりと色々堪能しております。その中の一品がマダラの子の醬油漬け。今年ももう2回ほど作りましたが、昨年は記事にしております。↓ ↓
先日、めちゃくちゃ大きなマダラの子が中島廉売に売っていました。
この大きさで700円・・・。これで醤油漬けを作ったらご飯何膳分になるのでしょう。(笑)
いやあ、今年最後かもしれませんので作りおきしておこうと思いました。
今年も3回目になるので、ちょっと味を変えて白醤油で作ってみようと思います。
また、今までは煮沸せずそのまま浸けていましたが、やっぱり火にかけた方がまろやかさが出るなあと思い、この前作ったイクラ同様火にかけてアルコールを飛ばして作ります。
![超でかいマダラの子](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/7b594da7d13bea1939de621fef0f6d8d.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
マダラの子をほぐす
大きい血管があって血が溜まっているなら、爪楊枝等で小さい穴をあけて抜いて下さい。あまり神経質になるようなことでもないので、気になった大きい血管だけでいいです。
次に軽く表面を水洗いして、キッチンペーパー等で水気をふき取ります。
それが終わったらマダラの子を縦に割いて、卵膜から卵をスプーンなどでほぐしていきます。
そんなに難しい作業ではないのでちゃっちゃとやってしまいます。出来るだけきれいに剥がしたほうが良いですが、卵膜に多少付いたままでも大丈夫です。
卵膜は捨ててもいいですが、お茶漬けにすると美味しいので見た目を気にしない方は、一緒に醤油漬けに入れて下さい。
![縦に切れ目を入れる](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/5fff6f501b28c5b6d98496263da52576.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![卵膜からはずす](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/78c4f30f88a6c228d1c336f19b63ec9a.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
出し汁を作る
白醤油で作るので同じ分量でも塩分濃いめになります。
煮切り醤油を割るために出汁をとります。昆布とかつおの一番出汁にしましょう。
水に昆布をいれ火にかけます。だんだんと水に気泡が立ってきますので、そうしたら昆布を取り出します。あとは沸騰直前に火を止めてかつお節を投入。
そのままかつお節が沈みこむまで放置しておきます。
かつお節が沈んだら、サラシなどで濾して出し汁だけを取り出します。
取り出した出汁は冷ましておきます。
![気泡が出たら昆布をあげる](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/bef9f117dd2411f1a5c6febc18266f31.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![沸騰前に火をとめかつお節をいれる](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/ceb811dbb6db2e4b8f665e45f409d700.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
煮切り醤油を作る
醤油とみりん、酒を合わせて火にかけ調味液を煮切ります。
白醤油は塩分多めなので、醤油:酒:みりん=3:2:1で酒多めにしました。先ほど捌いたタラコの総量を見極めながら全体量を決めて下さい。
あとで出汁と割って丁度良い分量が良いです。
約10~20秒ほど煮たててアルコールを飛ばした後冷まします。
![](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/c84a4d9b4768faa8be07032abc60de48.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
マダラの子に調味液と出汁を入れて一晩おく
ほぐしたマダラの子に先ほど作った煮切り醤油を冷ましてから混ぜます。
マダラの半分くらいまで入れたら、冷めた出汁を混ぜます。
味を調整しながら好みの塩辛さになるように整えます。
いきなりマダラ子に混ぜずに、先に調味液と出汁の分量と味を調整したあとでマダラの子と合わせるのもOKです。そっちの方が失敗は小さいかもしれませんね。ともあれ、全体の水分量が多くなりすぎないように注意して下さい。水分が足りないようならあとで調整できますので、水分の入れすぎは注意です。
時折、時間を見てかき混ぜながら、水分が足りないときは調味液なり出汁なりを追加します。
![マダラの子に調味液と出汁をブレンド](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/b02415d7d9b7e8a65eea5d751eab0dc4.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
マダラの子の醬油漬け~白醤油仕立ての完成
さて一日おいてマダラの子の醬油漬けが完成しました。
やっぱり普通の醤油と違って白醤油の方が薄い色に仕上がっていますね。
結構な量を作りましたので、食べきれない分や寄生虫が心配なんて方は冷凍保存をオススメします。煮沸消毒して冷ましたビンにいれて保存しましょう。
![マダラの子の醬油漬けの完成](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/21fcfa4ea5d5de64f155c37e512f6e3b.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![瓶詰して冷凍保存しておく](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/f9bbbf6aafcc96d26b885aaf73b288b0.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
すぐに白米にかけて食べる
出来上がったマダラの子の醬油漬け、早速ご飯にかけて頂きます。
海苔なしでもいいのですが、いつもの美味しい海苔のストックがありましたので、シュレッドしてかけてその上からオタマ一杯のタラコを投入です。
![お気に入りの海苔を刻みかける](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/dd039d0c32121ceacc4e5895a78a01bb.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![たっぷりマダラの子の醬油漬けをかける](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/e2c1307ad906fc4a11a7084d51f03813.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
なんか食べる気持ち優先で、映える写真を気にせず盛り付けてしまいました。(笑)
実食・・・ああ、やっぱマダラの子の醬油漬けは旨いわ。
これはご飯2~3杯はイケる。
直ぐに2杯目は、卵膜を食べ易い大きさに刻んでご飯にのせ、熱湯をぶっかけます。
このマダラ湯漬けがたまらん・・・。
熱湯をかけた写真は映えなかったので、載せていませんが味は確かなものでした。皆さんもマダラの子の醬油漬けを是非ご自宅で試してみませんか。(‘ω’)
![めちゃくちゃご飯がすすむ](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/14904d30f7bf7ef5d53f6547495b8009.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![卵膜は食べやすい大きさに切る](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/04e6d7d1e4ca092e4620f27c1bfc6132.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
![ご飯にのせて熱湯をかける](https://i0.wp.com/hakodate-life.com/wp-content/uploads/2021/02/c36dfda227f10dbaa1d8b428f9660e00.jpg?resize=800%2C533&ssl=1)
↓ ↓マダラの記事はこちら(‘ω’)
コメント
結構な頻度で卵膜にアニサキスが付いているので、勿体ないですが私は卵膜は捨てます。それでも翌日にタラコの上でノビているときや、スプーンで掬うときに見つけることがありますよ。誰かにあげる時には一度冷凍しないとね。
当ブログに訪問頂きありがとうございます。
真鱈はアニサキスが多い魚なので、筆者も結構注意して見てます。たちぽんを作る時、白子のヒダの間にたまにアニサキスを発見することはありますが、卵巣に見たのは幸いながら一度もないです。醬油漬けした卵膜は熱湯をかけてお茶漬け風に食べますので、いままで付いていても食中毒にはならなかったのかもしれませんね。もちろん出来上がった醬油漬けは一度冷凍して48時間以上経ってから差し上げていますので、アニサキスリスクはほとんど無いと思っています。貴重な情報ありがとうございます。