地名

厚沢部(あっさぶ)の地名由来

檜山郡に厚沢部町がありますが、その地名由来も元々はアイヌ語であったと考えられています。『角川日本地名大辞典』には、 アイヌ語で鶸(ひわ)という小鳥に似た鳥(桜鳥)ハチヤムが、この沢に多く生息するところからであるとも(蝦夷地名考幷里程記・北海...
地名

知里真志保博士の碑

私がよく引用する『地名アイヌ語小辞典』などを執筆したのは知里真志保博士です。アイヌ語の地名研究をする人なら山田秀三氏と並んでその名前を知らない人はいないと思います。出身地は登別でアイヌの家系で育ち、その家系には『アイヌ神謡集』記した姉の知里...
地名

シリパ岬の地名由来

つい先日、余市まで行く機会がありました。行きつけの魚屋がオープンするまで時間を持て余していたので周辺を散策していました。余市から積丹方面へ向かい、余市漁港の方まで行ってみるとシリパ岬がありました。あらためて見ると美しいなあと思ってしまいまし...
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地名

『北海道蝦夷語地名解』を歩く~檜山郡の地名②

檜山郡の第二回目です。海岸からメナ川を比定し、これからは内陸部の厚沢部町に入っていきます。前回述べたように上磯郡と違って『永田地名解』の順番はあまり当てになりませんので、同じ地名があるかという作業からスタートしました。ポロナイやコサナイ、カ...
地名

厚沢部町鶉(うずら)の地名由来~ウッナイを探して

『北海道蝦夷語地名解』檜山郡のところに記載ある「ウッナイ」、カムイウシとアンルルの間に記載がありましたので、その周辺なら厚沢部町の中心部近くだと思って探してみました。すんなり探せると思いきや・・・。 ウッナイとは ウッナイは知里氏の『地名ア...
ミュージアム

旧江差駅資料展示館・地域交流館

江差町の津花や茂尻地区の周辺を散策中に旧江差駅のあった場所に行きつきました。実は生まれてから電車が通っているときは一度も来たことがありませんでした(笑)。『北海道蝦夷語地名解』の地名を歩きながら近くにあった旧江差駅資料展示館・地域交流館にふ...
地名

『北海道蝦夷語地名解』を歩く~檜山郡の地名①

『北海道蝦夷語地名解』(通称『永田地名解』)を歩くの二回目檜山郡ですが、上磯郡に比べて非常に大変でした。何が大変かというと始まりは「ピッウシ」いう江差から南に位置する石崎からスタートし、次はいきなり北側の江差、しばらく内陸部が続いたかと思う...
地名

江差町の地名由来

江差町は檜山地方南部の町名ですが、その由来については諸説あります。『角川日本地名大辞典』から引用していくと、 地名の由来は、アイヌ語で「尖く出た崎」という意のエシャシによる説(蝦夷地名考幷里程記)、昆布を意味するエサシによる説(北海道蝦夷語...
水産加工

このわた(海鼠腸)の塩辛を作る

知り合いの海鼠(なまこ)を加工しているところでは、捌いたあとの内臓を捨てるそうです。それを聞いてもったいないと思ったので、捨てられようとする「このわた(海鼠腸)」をいただきました。これを使って酒のつまみに塩辛を作っていきます。そもそも何故「...
地名

江差町の地名を歩く

『北海道蝦夷語地名解』を歩くを企画して檜山郡を旅しています。旅の途中、江差の町を散策すると面白い地名が沢山あります。その地名をスルーするのは勿体無いので今回『北海道蝦夷語地名解』には書かれていない地名について考えていきたいと思います。 津花...
水産加工

ワタリガニのグラタンを作る

前回、ワタリガニを茹でるでワタリガニの内子の詰まったシズル感を表現できなかったので、再度ワタリガニを美味しくいただこうと思います。ただ茹でるだけでは前回と変わらないので、今回はワタリガニのグラタンにチャレンジしたいと思います。茹でるまでの作...
水産加工

水草カレイ(ムシガレイ)の刺身を作る~一番美味しい食べ方

水草カレイまたの名をムシガレイと呼ばれています。ムシガレイは魚体にある斑紋が虫に食われたようだとか言われるためのようです。裏面透き通っているからか、病人でも癖なく食べられるからかわかりませんが、うちの爺さんは「病人ガレイ」と呼んでいました。...
水産加工

当別カジカ(ケムシカジカ)の刺身とカジカ汁を作る~美味しい食べ方

道南では通称当別カジカと呼ばれるこの魚、皮を剥くので「皮むきカジカ」とも言うようです。当別の名前は「当別」で水揚げが多いことに由来します。 抱卵する秋口から冬にかけてが最も美味しいと言われている旬の時期になります。 しかし、この春先の当別カ...
水産加工

ホッケの開きを作る

活きのいいホッケが手に入りましたので、開いて一夜干しにしたいと思います。近頃はホッケも高級魚の仲間入りをして以前のように安く食べることが難しくなりました。当然、ホッケの開きで型のいいものは千円以上しますので、なかなか食卓に並ぶことも少なくな...
水産加工

ドンコ(エゾイソアイナメ)のなめろうを作る

道外の方ならあまり馴染みがないかもしれませんが、道南では釣りをしていると結構頻繁に釣れてくる魚であります。今回、築港での釣りにてマコガレイと一緒に10匹ほど釣れちゃいました。 私の幼い頃は釣れてもリリースまたは捨ててくるくらい人気のない魚で...
水産加工

マコガレイの刺身を作る

近くの築港でマコガレイが釣れました。まさか30cmオーバーが釣れるとは思っていなかったのでびっくりしました。今回は大きさも厚みも素晴らしいので刺身にしました。まず鱗をとって5枚あるいは3枚卸にしていきましょう。ウロコは梳き引きで落とすのがベ...
地名

小谷石(こたにいし)の地名由来

小谷石は知内町内にある字名になります。『角川日本地名大辞典』によると、 小田西・小タニ・コタニシ・コタニチなどとも書いた。渡島地方南部、東は津軽海峡に面する。地名はアイヌ語のコタヌシ(村里の意)が転訛したという説(北海道蝦夷語地名解)、アイ...
水産加工

ワタリガニを茹でる

今の季節はワタリガニが旬です。特にメスのワタリガニには内子が入り非常に美味です。今日は会社帰りにスーパーでワタリガニを2杯ゲットして来ました。その価格は2杯で約450円です。当然2杯ともメスなのでこれを茹でて酒のつまみとします。 もうイージ...
寺院

禅燈寺

いかりん館の見学を終えたあと、すぐ隣にある禅燈寺へ足を運びました。江差線が健在であったころは、その境内の中を電車が通っていくという変わった光景が見られるお寺でした。 禅燈寺仁王門 禅燈寺はこの地に入植した旧庄内藩士らが故郷の山形県善寶寺に懇...
ミュージアム

いかりん館(木古内町郷土資料館)

『北海道蝦夷語地名解』を歩く途中、木古内町郷土資料館、通称「いかりん館」へ立ち寄りました。この資料館は当地にあった鶴岡小学校の校舎として建築されました。近年の少子化にともない平成23年に閉校となりましたが、平成27年に郷土資料館として開館し...
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