以前取り上げた当別カジカ、春先でしたので抱卵していませんでした。いよいよ秋でメインシーズン突入ということで、鍋やみそ汁に入れてもプチプチとした食感が美味しいのですが、どんぶりにしたいので今回は当別カジカの卵の醤油漬けを作ります。
卵をほぐす
作り方なんて言っていますが、基本的にイクラと変わりありません。(笑)
まず魚卵を覆っている薄い膜から卵をほぐしていきます。
海水というか塩分3%程度のぬるま湯を用意して下さい。その中にカジカの子を入れて丁寧にほぐしていきます。原価はイクラより遥かに安いので思いっきりやっちゃってください。
筋を取り除く
ほぐし終わった卵をザルにあけて、軽く水洗いし水分を切っていきます。
次に余計な筋を取り除いていきます。箸でくるくるすると絡まってきますので、卵を外しながら取り除いていきましょう。
箸についた筋はボウルに水を溜めておいて、そこに箸を入れると楽に取り除いていけます。
調味液で味を付ける
イクラのように調味液で味を調えます。カジカの卵はイクラより脂分もなく小さいです。しょっぱくなり易いので味は少し薄めの方がいいかもしれません。それでもこの辺はお好みですので色々試してみて下さい。今回は酒・みりん・昆布醤油・甘口醤油・水を5:1:4:4:2くらいで調合しました。イクラほど水分を吸いませんのでちょっと魚卵より水分が浸るくらいの量で良いでしょう。
一晩漬ける
一晩おくと完成です。カジカの卵はイクラのように調味液を吸っていい感じに膨れています。
当別カジカの卵もイクラと同じように時期が遅くなると、硬くなり殻が口の中に残る感じになってきます。遅い時期は醤油漬けより鍋やみそ汁で食べるのが無難かもしれません。また、寄生虫が心配な方は少し風味は落ちますが、一度冷凍してから食べるのが良いでしょう。コストはイクラの20分の1程度でしょうか。安い割に美味しく食べられます。
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