以前ご紹介した北海道博物館第五回特別展「アイヌ語地名と北海道」に行ってきました。前期と後期で展示物が入れ替わりますので、早めに行こうと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。なんとか前期展示に間に合いました。一般の方で特別展のみ観覧だと1,000円、 特別展・総合展示観覧セット券 で1,300円となっています。北海道博物館に行くのは初めてでしたのでセット券で回ることにしました。
展示内容を詳しく知りたい方は北海道博物館公式HPへどうぞ
北海道博物館に行ってまず目につくのは「ヒグマ出没注意!」の張り紙です。北海道博物館は野幌森林公園内にあります。その森林公園内でヒグマが目撃されていたニュースをやっていたことを思い出しました。しばらく痕跡が見られないのでおそらく出て行ったでしょうというニュースもありましたね。でも、この森林公園って地図でみるとわかるんですが、普通に街に囲まれたところなんですよね・・・。一体ヒグマどこから来て、どこに去っていったんでしょうか。
中に入るとゴールデンカムイのアシㇼパさんもお出迎えしてくれます。asir アシㇽ は地名にも出てきますが「新しくある(なる)」という意味です。
総合展入り口にはナウマンゾウ(左)とマンモスゾウ(右)の復元全身骨格があります。
土偶や縄文土器などの展示もありますが、一次資料が少ないのが寂しいところです。しかし、写真撮影もOKでしたので、北海道の歴史文化や自然といった大きな流れをつかむにはいいのかもしれません。
有珠モシリ遺跡から出土した続縄文文化時期の鹿の角製スプーン(複製)です。2,300~1,400年前の代物らしいですが熊の彫刻が木彫り熊を思い出させます。
さあ、いよいよ特別展へと移りますが、特別展の4区画中2区画は写真撮影NGとのこと。非常に残念ですが、フラッシュとかで劣化しては大変ですのでまあしょうがないですね。でも、国宝・重要文化財クラスの展示ならいざ知らず、山田秀三氏の取材メモを複写展示したパネルくらいは撮らせてくれてもいいじゃないかと心の中で叫びました。(笑)
ここからは撮影OKでしたので折角なので北海道鳥瞰図を撮ってきました。北海道全体を見渡したダイナミックな構図がなんとも素晴らしいです。
総合展示から特別展まで観覧所要時間約3時間、これでも足早に駆け抜けたつもりです。特別展だけなら一時間程度で回れるかもしれません。現在は展示が入れ替わり後期展示が9/23までやっておりますので、まだ行かれてない方は足を運んでみてはいかかでしょうか。