春から初夏にかけては内子の詰まったワタリガニが絶品ですが、夏からはやっぱりオスガニが美味しいですね。やはり、今年は安いのか大きいものでも一杯500円前後で売られていました。
この値段を高いとみるか、安いとみるかですが、酒のつまみにして食べるだけだと家族から高い!だの食費を考えろ!だの文句が来ることでしょう。(苦笑)
本当はそのまま蒸したり、茹でたり、焼いたりで食べてしまいたいところです。(‘ω’)
家族に文句を言われず買い物籠に滑り込ませるは、ワタリガニを「つまみ」ではなく、「食事」にしてしまうことです・・・という方法を考えました。(笑)
とういう訳で、今回はこのワタリガニを子どもも大好きなかに玉にしていきます。
ワタリガニの下準備
まずは調理するために蒸していきます。茹ででも構わないと思いますが、余計な水分が含まれないようにするには蒸したほうがいいでしょう。
蒸し方は以前の記事を置いておきますが、ダイジェストで説明しておきます。
今回使うのはオスガニですので、裏側のふんどしの部分が尖っています。
そのまま食べるのではなく、かに玉ですのでカニの身に少し塩味があった方がいいと思いましたので、ふんどしを開けて中に少し塩を詰めておきます。あまり沢山はいりません。
ワタリガニを蒸して身を取り外す
下準備が終わったら、甲羅を下にして15~20分程度蒸します。今回は15分で蒸しあがりました。
そのまま食べるなら、見栄えを良くするのに表面に付いたアクをさっと水洗いするのですが、今回はかに玉になるのでそのままです。このまま冷えるまで待ちましょう。
冷えたら、非常に地味な作業ですが、殻が入らないよう丁寧に身を剥いていきます。
カニ味噌も入れていいのですが、水っぽくなるのが嫌なので(←言い訳)、酒のつまみで食べちゃいました。(*´ω`)
長ネギと卵を準備する
かに玉に入れるのに長ネギを一本ちょっと冷蔵庫にあるものを拝借。黄金比はあるのかもしれませんが、素材や量は好き好きですので、長ネギでも小口ネギでも使って下さい。
筆者は冷蔵庫にある家庭菜園のネギを使う事にします。(笑)
卵を割ったら溶いて塩胡椒をしておきます。今回は5個使いましたが、カニの量が多かったのであと2個くらい入れても良かったかもしれません。4人家族ですしね・・・。
餡については後述することにしましょう。
ネギとかにを炒める
ネギとカニを軽く炒めます。中華鍋でもフライパンでも構いません。ネギの青い部分は全部使わずに、グリーンピースの代わりで最後に乗せるために少し取っておいてください。
表題でも書きましたが、卵に混ぜるのと餡に混ぜるのどっちも美味しいんですよね・・・。卵焼きのようにかちっと卵を焼くなら、卵に混ぜていいだろうし、卵をふわふわにしてカニ餡を上からかけるのも捨てがたい。あ~迷うわ~(*´Д`)
結局どうなったか・・・先を読み進めて下さい。
溶き卵に混ぜて焼く
結局、溶き卵にカニとネギを混ぜ合わせます。
しかし、ふわふわ卵の誘惑をあがないきれずにスクランブルエッグ風にしてしまいました。
最悪です。(*_*;
筆者、自分が優柔不断であることは自覚しておりましたが、ここまで酷いかと再認識されられました。
正直、これは真似されると困ります。皆さまは本来あるべき風に調理しましょう。
餡を作る
砂糖と醤油、酒と酢、水と鶏ガラスープを使って餡を作ります。
今回はカニ量が結構適当でしたので、分量を記す自信がありません。まあ、概ね砂糖・醤油・酒・酢は大さじ1~2で調整してください。水は150ml程度で鶏ガラスープの素を適量入れます。水の代わりに昆布水なんか入れてもいいですね。
あとは水溶き片栗粉を用意して、上記を火にかけてから回しいれるとOK。
ワタリガニ(ガザミ)のかに玉の完成
さて、なんやかんやでワタリガニのかに玉が出来上がりました。(笑)
紆余曲折ありましたが実食してみると、なかなか美味しくて家族から文句も出ず、また作れ!の奴隷宣告です・・・。
結果オーライでしたが、カニを溶き卵に混ぜるか、餡に混ぜるか・・・非常に悩ましい命題です。
が、しかしこの話を家族にしたら、「両方に入れたら?」というシンプルな回答が・・・(;゚Д゚)
自分の近視眼的思考が嫌になりました・・・。
↓ ↓ 美味しいワタリガニの食べ方ならグラタンはいかが?(‘ω’)
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