ケムシカジカ、地元では当別カジカと言いますが、いわゆる旬と呼ばれる時期は秋から冬にかけて抱卵する時期です。当別カジカの子の醤油漬けなんかは、やっぱり美味しいですね。
↓ ↓ 当別カジカの子の醤油漬け
春から夏にかけては抱卵はしていませんが、身が美味しく、しかも格段に安い!
なんか昨年もこんな記事を書きましたが、今年もデカいのがお安く売っていました。この大きさで一尾280円!家族4人で食べても余裕ですね。
もう夏ですが、熱々の鍋にしてさっぱりポン酢で食べようと思います。
刺さりそうなところをハサミで切る
まずはトゲトゲしい刺さりそうなところをハサミで切ってしまってください。
皮を剥く
頭の後ろから皮目に包丁を入れて皮を剥いていきます。
無理やり引きはがしていきます。結構力が要りますので頑張りましょう。けがをしないように軍手をして下さいね。皮が剥けた当別カジカは伝説のツチノコのような様相です。(笑)
アラと内臓を処理する
頭を外してエラごとと内臓を取り出します。捌き方は以前になべこわしでやっていますので基本的には全く同じですので、そちらを参照してください。頭やカマの部分は食べやすい大きさにカットします。
エラごと内臓を取り出しました。お腹が膨れていましたが、やはり胃袋の中に丸のみした何かがいそうです。カジカやタラを捌くと結構な確率ででかい何かが入っています。(笑)
今回はカナガシラが一尾丸々入っていました。これだから、カジカは目方で買うと損をしてしまいます。今回は一尾いくらなのでまあNPです。
鍋には肝や胃袋を入れて食べたいので、捨てずに処理していきます。内容物を取り出した胃袋を開いてぬめりを処理していると・・・
寄生虫と思しき黒いブツブツが。見た目リリアトレマっぽいですね。火を通すので食べれれないことは無いですが、気持ち的に嫌なので今回は胃袋は諦めます。(*´Д`)
身を処理する
鍋にするのにはこのまま身を適当な大きさにぶつ切りにしていきます。
ただ鮮度がいいので刺身も食べたいなあ~とか思って突然方針転換、半身だけ刺身で頂いちゃいます。(笑)
二枚おろしにして骨の付いていない方を刺身にします。骨のある方は適度な大きさにぶつ切りにしちゃってください。
捌き終えたら最後はさっと熱湯をかけて、かるくぬめりを洗い流して準備OKです。
刺身を作る
残りの半身を柵にしていきます。腹骨を梳いてしまいます。
皮目の方に黒い薄皮が残っていますので、この皮も引いてしまいます。
あとは、中骨を骨抜きで抜いてしまうか、梳いてしまいます。アニサキスなどの寄生虫に注意しながら柵にして完成です。
今回は面倒なので中骨を梳いてしまいます。腹骨や皮、中骨の梳いた部分も鍋に入れれますので無駄なしです。
当別カジカ鍋と刺身を頂く
さあ、鍋にだし汁を入れて火にかけます。昆布だしのみでも良いですし、カツオ出汁を加えてもOK。みりんや酒もお好みでどうぞ。
キノコや白菜などは先に入れておいて火を通し、間に豆腐を入れ最後沸騰したら魚と火の通りやすい野菜を入れます。そうすると魚も硬くならず、野菜から出汁もでるなど良いのですが、今回は大鍋料理ですのでざっくりいきましょう!(笑)
火にかけて沸騰したら、カジカや野菜を入れていきます。具材もお好みで、ネギやキノコ類、豆腐や白滝も合います。うちはもう冷蔵庫にあるもので間に合わせてしまいます。(苦笑)
カジカや具材を入れたら蓋をして再沸騰を待ちます。沸騰してカジカに火が通っていたらあとはポン酢で頂きましょう。
活きの良い当別カジカは身がプリプリで本当に旨い!ポン酢との相性は抜群です。
肝もしつこくなく、筆者はあん肝より好きかもしれません。
お刺身も鮮度抜群、歯ごたえもあります。これだけ楽しめて280円は本当にコストパフォーマンス最高な食材です。一度捌くのに挑戦して美味しさを知ったら、本当にコスパの良さに気づいてもらえると思います。是非チャレンジしてみて下さい。(‘ω’)
↓ ↓ 鍋とは違った味わい~カジカ汁
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