正式名称はヒレが黒いのでヒレグロというカレイなのですが、北海道ではオイランガレイと言う方がしっくりくるかもしれません。函館ではヒレグロと呼ぶ人少ないかもしれませんね。
スーパーでなんかはナメタガレイとして売っていることも多いので、意外と函館の人はナメタガレイと言っている人も多いと思います。実際、今回はナメタガレイの名称で売られていました。
ナメタガレイと言うとババガレイの別名としても用いられているので、ちょっと混同してしまいます。筆者も八戸に出張したときに「ナメタガレイの煮付け」というメニューを見て、ヒレグロの煮付けかと思い注文したらババガレイだったという記憶があります。
このヒレグロ、非常に安価な魚として流通しています。
小ぶりなものがよくスーパーに並んでいますが、今回は比較的大きな魚体のものが売っていたので、一夜干しにして食べようと思います。
干物にして焼いて食べるのが一般的ですが、煮付けも美味しい。筆者は二度ほど食べたことがありますが、新鮮なら刺身で食べることもできます。刺身は甘い白身だったと覚えています。
表面のぬめりとウロコを落とす
まずは、金だわしなどで表面のぬめりとウロコを落として水洗いします。
エラと内臓を取り除く
エラをひねる様に包丁ではずして、そのままくっついている内臓を引き抜きます。内臓が引き抜きづらかったら少し魚体に切れ目を入れて開くと抜きやすいです。
エラと内臓を抜いたら、ハラスの中の血合いを掻き出してきれいに水洗いします。
塩水に漬ける
海水程度(3%)の塩水に漬けて約1時間放置します。気温が高い場合は鮮度が落ちないように凍らせたペットボトルなんかを入れておくといいでしょう。
1時間だと筆者には丁度良いのですが、塩味薄めかもしれません。お好みで2時間にするなり、塩分濃度を上げるなりして下さい。
水分を切って干す
水分を切って干していきます。干し駕籠で風通しの良いところを選んで干します。この日あいにくの雨でしたので、冷蔵庫干しにしました。1~2日干すと下の写真のように水分が切れて仕上がります。
外干しなら1日で、冷蔵庫干しなら1~2日見た方が良いでしょう。
せっかくなので焼き魚にする
せっかくなので飾り包丁を入れてグリルで焼いて食べたいと思います。ギリギリ自宅のグリルに入りましたので姿のまま焼いていきます。
塩加減も丁度良くホクホクで美味しいです。この魚、これで1尾200円ですからコスパいいですよね。干物にされた大きいものを買うと、結構な値段になりますので自家製は安くていいですね。
ちなみに、干したカレイは食べづらいという声がありますが、下の写真のように縁側のヒレ部分を先に引き抜いてしまうと、あとの身は簡単に食べることが出来ます。是非お試しください。(‘ω’)
↓ ↓他にも塩焼きが美味しいカレイがあります。(‘ω’)
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