春と言えばクリガニのシーズンですね。
今、函館近郊ではタモを装備した釣り人たちが、夜間築港でクリガニ釣りをしています。針先にはイカなどを付けて、ゆらゆらと当たりがあったら、ゆっくり引き上げ水面から出るか出ないかのタイミングにタモでクリガニを掬い上げます。
釣れる人は短時間で二けたいくそうです。非常に羨ましいですね。
筆者は基本夜釣りがNG・・・寒いのも苦手ですが、普段は仕事があるので夜釣りは一大イベントになってしまいます。当然クリガニ釣りも滅多に行きません。
でも、食べるのは大好きなので安い時に買って食べてしまいます。(笑)
とくに大き目のクリガニは身も普通に食べられます。身入りは350g程度の毛ガニと比較しても遜色ありません。毛ガニなら安くても千円しますが、クリガニなら高くても300円です。
という訳で、毛ガニを食べたいところですが、今が旬のクリガニを茹でてつまみにしていきます。
クリガニを茹でる
まずは手ごろな鍋に水を入れて沸かしていきます。茹でる前に塩を一つまみいれましょう。
沸騰したら水洗いして汚れを落としたクリガニを甲羅を下向きにして茹でます。
大きさによりますが約15分ほど茹でたら、ザルにあげて粗熱をとっていきます。
茹でクリガニの出来上がり
茹であがって表面のアクを流水で軽く流して冷ましたら、毛ガニのように食べられます。素早く冷やしたいので冷水で締めて粗熱をとってもOKです。
こいつ美味しいのか?なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
意外と馬鹿にできません。
まず、このカニ味噌、結構詰まっていて旨いです。
コストが同サイズ毛ガニの4~5分の1と考えたら全然ありです。しかも釣ったらもっとリーズナブル。(‘ω’)
身入りはどうかというと、鮮度がいいので痩せていません。下手な冷凍毛ガニより身がしっかり詰まっていて美味しいです。
どうせ買うなら、メスがオススメです。
運が良ければ、内子が詰まっていますので、これは本当に美味しい。
内子の食べたさに夜釣りに行ってもいいと思ってしまうくらい美味です。
下の方にシズル感たっぷりの写真を用意しましたので、気分だけ味わってください。(笑)
茹で汁で味噌汁を作る
本来ならカニの甲羅を真っ二つに割って味噌汁にするクリガニ。その茹で汁ですが、やっぱり結構な出汁が染み出ています。これを捨てるのはある意味勿体ないので、 このまま軽く濾して味噌汁にしてしまいます。
濾したら昆布を入れて、火にかけます。沸騰前に昆布を取り出してあとは味噌と具をいれるだけです。具はシンプルにワカメだけにしました。
見た目はワカメの味噌汁なのに、味は立派なカニ汁でした。(笑)
茹でる塩分にさえ気を付ければ、味噌汁にもできる二度美味しいクリガニでした。(‘ω’)
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