宿野部(しゅくのべ)の名字由来

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先日、タクシーに乗ったら宿野部という名字の運転手さんに会いました。思わず「東北の出身ですか?」と尋ねたら、「そうだ」と答えてくれました。やはり下北半島の出身だったそうで、アイヌ語由来の名字ですね、と話したら「そうらしいね、宿野部は川も地名にもなっているね」と。

むつ市川内町に宿野部川があります。金田一博士や山田秀三氏は東北にもアイヌ語地名があるとその著書で記していましたが、宿野部はまさにそれと言えるでしょう。道南の大沼の近くに、字は違いますが宿野辺という川があります。アイヌ語で supun-ot-pe スプン・オッ・ペッ→スプノッペで ウグイ魚・多くいる・者(川)と思われます。

アイヌ語地名は北海道で独特な存在感がありますが、東北にもアイヌ語地名から漢字が当てられ、その地に根付いた人が名字にするのはすごい不思議な感じがしますね。

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