いつも安いだの、お買い得だの、あるいはもらい物の記事ばかり書いています。見る人によっては非常に貧乏くさいかもしれません。(苦笑)
安いことは決して悪いことでは無いですが、毎回だとちゃんとこずかい貰っているのかと、心配する読者が出てきても不思議ではありません。
読者を不安にさせないためにも、たまには少し奮発して買った食材で料理するのも必要だろうと思い自由市場で1,800円のつぶ貝を買いました。(笑)
これはエゾボラモドキといい、北海道で真つぶ(エゾボラ)と呼ばれるつぶ貝の一段下の種類です。同じようなものでさらに安いものだと、チヂミエゾボラというのがありエゾボラモドキと形は似ていますが、殻が割れやすく値段がぐっと下がります。エゾボラモドキは本州で真つぶとして取引されることもあるようなので、そう考えると色々面倒くさいですね。
パッと見わかりませんが、めちゃくちゃ大きいです。
大きいものが美味しいとかさておき、完全に映え狙いです。
今イチ、上の画像では大きさが伝わらないので、横に缶酎ハイなど置いてみます。
この大きさわかって頂けたでしょうか。
さらに手に持ってみます。筆者、手は大きい方なのですが、その手のひらから余裕ではみ出るサイズです。
すごい大きさですね。
映え狙いと言ったのですが、あまり映えてないところに筆者の未熟さがあります。
たかがつぶ貝に1,800円・・・筆者としてはかなり大奮発ですが、つぶ貝でもさらに高価な真つぶ(エゾボラ)を避けるところに、何とも言えない貧乏臭さが滲み出ています。(´Д`)
この大きさで真つぶなら、いったいなんぼになることやら・・・。
とはいえ、久々に食べる大きいつぶ貝、お刺身に捌いて頂きたいと思います。
捌き方は前に取り上げた青つぶと変わりませんので、もし良かったらこちらも参考にしてみて下さい。
身を殻から取り出す
まず殻に穴を開けて身を取り出します。殻を割って取り出しても全然構いません。その際は割れた殻が混入しないように注意して下さい。
穴を開けるものは鋭利な細いものがいいです。柄を軽く叩いて釘を打ち付けるように差し込みます。
殻が貫通したら、穴の周辺で身が殻にくっついているところをグリグリして剥がします。つぶ貝によって若干場所が違いますので、初めての方は一度割ってみて、どの辺に身が付いているか確認すると良いでしょう。
剥がれると身が奥に入っていきますので、突き刺してらせん状に巻くようにしながら、身と内臓などを引き出します。
刺身にする身とウロ内臓を離す
写真のように左側がウロと内臓、右が身になりますのでこれを引きちぎって分けます。
ヘタを落として脂を取り出す
ヘタを取り除きます。
次に背の部分を割って脂(唾液腺)を取り除きます。
黄色く見えるのがそれですね。
塩もみをしてぬめりを取る
脂を取り除いたら、多めに塩をかけて塩もみしてぬめりを出します。
あとは水洗いしてぬめりを取り除きます。まだぬめりが気になるようなら、もう一度塩をかけて再度塩もみしてぬめりを取り除きます。
あとは切り分けるまで、氷水に入れておきます。残ったぬめりも取れますし、30分程度は氷水の中で活きているので問題ありません。
水分をふき取って切り分ける
氷水から上げたら丁寧に水分をふき取って切り分けます。
ちょっと大きいので縦に半分にしてから薄くスライスしました。活きが良いので先端のウロの部分も刺身で頂くことにしましょう。
切り分けたヒレのようなところと突起部分は刺身で食べてもいいですし、ウロ煮に混ぜて煮てもいいです。
エゾボラモドキのお刺身の完成
エゾボラモドキのお刺身が出来上がりました。
折角なので殻を器にして盛り付けてみましたが、身が大きいので溢れちゃいますね。コリコリして歯ごたえも良く美味しかったです。
活きが良いとウロも刺身に出来ますので、酒のみにはなかなかの珍味です。
刺身で抵抗ある方は内臓ごと醤油やそばつゆで茹でて食べるといいですね。
たまにはちょっと贅沢なものを作ってみました。(‘ω’)
↓ ↓ 他にもつぶ貝料理はどうですか。(‘ω’)
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