ホッキ貝、北海道では苫小牧の特産品で知られていますが、道南北斗市(旧上磯町)もホッキの産地として有名です。市のPRゆるキャラのずーしーほっきーは、ホッキ貝の握り寿司をモチーフにしたものですね。
そのホッキ貝が自由市場で300円/kgで売っていました。
これは圧倒的に安い!
上磯漁協では500円/kgで売られていますので、その6割のお値段です。
上磯では砂に潜るホッキ貝を、長いヤスで探り採るホッキ突き採り漁を行っています。その際、割れてしまったものが、以前取り上げた割れホッキとして漁協で半額の250円/kgで販売されています。
ただ割れホッキは砂交じりですので、実際の単価はもっと高いような気がします。
その割れホッキと比較しても遜色ないお値段ですので即購入します。なんらかの理由があるいわゆる訳アリ商品だと思いますが、目を瞑っておきます。(笑)
今回はこのホッキ貝を定番のバター炒めにしていきます。
殻から身を外して下処理をする
まずは殻から身を外します。家庭で殻を捨てるのが嫌!って方はお魚屋さんで剥き身にしてもらうことをオススメします。
剝き身で持って帰っても、その日に食べるなら鮮度は変わりませんのでご安心ください。
↓ ↓ 以前の記事がありますので下処理方法は参考にして下さい。
今回はダイジェストでいきます。
まずは殻を外します。
舌の付いた身の部分とヒモと貝柱の部分に分けます。
舌の方、中にあるウロを掻き出します。
包丁の刃先でこそぐようにすると簡単に出てきます。
ヒモもゴミや砂、エラを取り除いたら下処理完了です。
付け合わせを準備する
付け合わせの食材を準備します。
今回は冷蔵庫に余っていた椎茸。
本当はエリンギが良かったのですが、いつの間にか冷蔵庫から消えておりました。(笑)オススメはエリンギ、輪切りにして入れると食感もいいんですよね。
他にもほうれん草や玉ねぎなどバターで炒めて美味しい食材なら何でもOKです。数種類加えても全く問題ありません。
ホッキ貝だけなら量が少ないので、いわゆるかさましです。
バターを入れて炒める
バターを一片入れて熱を加えます。バターが溶けてきたら、椎茸を入れます。ホッキ貝は生でも食べられるものなので、先に付け合わせの食材に軽く火が通った方が良いです。
2分程度、椎茸に火が通ったらホッキ貝を入れます。
ホッキ貝は熱を加えると硬くなります。今回はヒモを分けただけで1個そのままで炒めますが、硬いと思われる方は寿司ネタのように半分にスライスした方が良いですね。
さらに暖簾のように切れ目を入れればもっと柔らかく食べられます。
筆者は歯が丈夫なので丸ごとフライパンに投入です。(笑)
この辺でお好みの調味料を加えます。
定番は塩胡椒or醤油胡椒です。バターやホッキ自体に塩味もありますので、塩はさっと振る程度がよろしいでしょう。無塩バターを使っている場合は別ですよ。塩の代わりに醤油でもOKです。バター醤油味も鉄板ですね。塩分控えめの醤油がいいと思います。
胡椒の量はお好みで白でも黒胡椒でもOKです。
炒めているとだんだん水分が出てきますので、そうしたらOKです。お皿に盛りましょう。
ホッキ貝のバター炒めの完成
さて、ホッキ貝のバター炒めが完成しました。
ホッキや椎茸とバターの相性って本当にいいですよね。皆さんが一番良くご存知なのがバター焼き。殻のまま炭火で焼いて殻が開いたらバターと醤油をのせるあれです。あれはでかいホッキ丸ごとやると、焼いてるそばからお腹いっぱいになってしまいますね。
あのバター焼きも美味しいですが、バター炒めは色々アレンジできます。
椎茸をエリンギや玉ねぎにしたりと一緒に炒める食材で変化しますので、おかずとしても酒のつまみとしても一流ですね。皆さん、明日ご自宅で試してみませんか。(‘ω’)
↓ ↓ ホッキはグラタンも一流です。(‘ω’)
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