去年の今頃もトゲカジカ(なべこわし)を捌いていたような気がしますが、今回もお安く売っていたので購入することに。この大きさで一尾200円ですから相変わらずコストパフォーマンスが高いなと思ってしまいます。
このトゲカジカはあまりに美味しくて鍋の底をつついて壊してしまうという通称なべこわしの異名を持っています。いつもならカジカ鍋やみそ汁にするところですが、たまに別の食べ方をしてみようと蒸しと焼きで食べることにしました。
↓↓捌き方は過去記事をご覧ください。
アラと頭を蒸す
まずはトゲカジカを捌いて解体します。カジカ汁にするアラの部分を今回は蒸して食べます。頭は鍋にいれるように半分にしてもいいのですが、今回は丸ごと兜蒸しにしてしまいます。頭の他にカマ、ハラス、胃袋(ちゅう)、肝、卵巣を一緒に蒸します。
胃袋と肝は丁度お腹の中で苦玉に触れる部分です。苦玉が割れてなくても触れた部分が緑に色移りしてるなら、一度軽く湯通しして表面を水洗いしたほうがいいかもしれません。苦玉に触れていた部分の苦さを弱めることができます。
皮が蒸し器に引っ付いてしまいますのでカマやハラス部分は皮目を上にして入れます。
何か付け合わせが欲しいところなので、キノコやジャガイモなどの好きな野菜も一緒に蒸してしまいましょう。野菜でもジャガイモなど蒸すのに時間がかかるものは、予めラップをしてレンジで1~2分加熱してから入れましょう。
蓋を閉めて大体15分ほど蒸します。
蒸し終わったら切って皿に盛り付ける
約15分ほど蒸すと魚も野菜も火が通ります。あとは崩さないように取り出し、皿に盛り付けます。胃袋や肝は食べやすいようにスライスします。
トゲカジカ(なべこわし)の兜蒸しの完成
さあ、ちょっとグロテスクですが、トゲカジカの兜蒸しの完成です。もともとは料理人のまかない料理です。これに塩胡椒をかけたりポン酢で食べると馬鹿に出来ない美味しさです。
トゲカジカでなくても、大きい他のカジカでも大丈夫です。刺身を取ったりしたアラ部分は、汁物ではなくこのようにして食べるとまた新しい味わいです。もちろんアラだけでなく身を入れてもいいのですが、身より皮目の部分が美味しいんですよね。(笑)
トゲカジカの塩焼き
身の部分はいつもならカジカ汁や刺身なるところですが、たまには塩焼きにします。ちょっと大きかったので二枚おろしにすれば良かったのですが、まあそのまま丸焼きでいっちゃいます。(笑)
グリルで中火より小さくして焼きました。大きくてヒレの部分が火に接触してしまったので焦げてますが、身の方は大丈夫です。グリルに触れるようならヒレをハサミで切ってしまっても良いですね。
もともとトゲカジカは弾力のある魚なのですが、焼くと余計に食べ応えがあります。味も淡泊ながら塩や醤油をかけると丁度良い塩梅に。
滅多に蒸したり焼いたりしない魚ですが、たまにやってみると美味しいですよ。(‘ω’)
↓↓トゲカジカの唐揚げや三平汁もおすすめです。(‘ω’)
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