今まで低温調理というと、ティファールのシャトルシェフという鍋で、一定の温度を保ちながら色々作ってみたんですが、基本煮込み鍋なのでどうしても時間が経つと温度が低下します。他にも炊飯器の保温機能は温度管理は出来るのですが、使うとご飯が炊けない。(苦笑)
いよいよ調理が難しいなあ・・・なんて思っていたので低温調理器を買おうと思いました。
まあ、ただ欲しいだけでは成就しないもので、お財布を握っている人にメリットを感じさせなければいけません。
「タイマーセットで弁当作る手間省けるよ~。」という感じで促したら、自分から機種選定までしてくれました。いやはや言ってみるものです。(笑)
低温調理器って意外にお高い。1~2万くらいは結構当たり前で色々な製品が販売されていますが、最終的に買ったのが、ギンザオリーバル スーヴィードクッカーという代物。
実はこれは既に生産中止になっており、本来2万円以上するものが、家電量販店で6,000円ちょっとでたたき売りになってました。生産中止で新しい製品が出ているなら、そっちを買った方がいいかな~なんて思いましたが、どうも性能的にあまり変わりが無さそう・・・。
調べていくと、どうも監修したギンザオリーバルという店が閉店したようなので、こいつも製造中止という図式が想像できました。というわけでご購入です。うちの財務大臣の選定力半端ないわ。(*_*;
低温調理器ギンザオリーバル スーヴィードクッカーの中身
早速開けてみると、本体とAC電源、調理袋と説明書とレシピブックが入っています。
ローストビーフとレバーに下味をつける
まずはオーソドックスな牛肉のローストビーフ、それとブロックの牛レバーを調理したいと思います。
ローストビーフは想像できますが、牛レバーは昔刺身で食べていたので、低温調理することにより少しレバー刺しに味が近くなるとか・・・期待が膨らみます。(‘ω’)
レバーは血抜きをして水気を切ります。牛肉もレバーも塩胡椒とニンニクで下味をつけます。今回は低温調理を優先させますが、ローストビーフなんかは先に焼き目を付けてもOKですね。
水に沈めて空気を抜く
ボウル等に水を溜めて、調理袋にいれた素材を水に沈めて空気を抜いて行きます。空気を抜いて真空状態にすることによって熱の回りが均一になります。
水に沈めて空気を出しながら、口をグルグル巻きにして空気が入らないようにして縛ります。
低温調理器をセットする
適当な鍋に水を溜めます。どうせ熱するので初めからお湯を入れた方が時間も電気代がかからなくていいですね。水を溜めたらスーヴィードクッカーをセットして水を温めていきます。
今回は温度設定65℃、時間60分です。華氏設定もできるみたいですが・・・この機能使う?(苦笑)
設定温度に達したので調理を始めようとしたのですが、指を入れてもそれほど温度が高い感じがしない。デジタル温度計で測ってみると4-5℃は設定温度より低めみたいです。
もしかしたら、デジタル温度計がダメなのかもしれません。
うーん、クッカーを信じるか、温度計を信じるか・・・。
食中毒になっても嫌なので5℃設定温度を上げます。
食材を鍋に入れる
クッカーはおおよそ70℃を指して、デジタル温度計は65℃を指しました。ここで真空にした食材投入します。
低温調理の終了
設定した時間の60分が経過、低温調理が完成しました。
袋の中には肉汁があふれ出ています。これをザルにあけて余計な水分を取り除きます。
粗熱が取れたら切り分けて盛り付けましょう。
ローストビーフとレバーを頂く
さて、低温調理が終わった牛肉とレバーをスライスして盛り付けました。
レシピのミディアムで設定したのでどうかな~と思いましたが、それっぽくなっていますね。ローストビーフの方は表面に焦げ目付けたら、より美味しく見えますね。
牛レバーの方もしっかり火が通っています。普通に焼いたのと違って柔らかさと甘みがあります。レバーペーストなんか作るにはいいかもしれません。レバ刺しの風味にちょっと近いかもしれませんが、レバ刺しと同じ味は言い過ぎですかね。(笑)
でも、なかなか美味しく頂けました。もうちょっと低温調理器を活用していきたいと思います。カテゴリー作っちゃいましたよ。(‘ω’)