冒頭のババガレイの写真、大きいですね。
かなり巨大です。
横に置いたハサミと比べると、ハサミが子供のおもちゃのように感じますね。
こんな大きいババガレイ、1,380円で売っていました。いくら抱卵の時期が終わって痩せているとはいえ、この大きさでこの値段は安いです。
卵を産んだあとで味はどうなんだろう・・・と思いつつも、これだけ大きいとこの一匹で色々な料理を楽しめるなあと思い結局お買い上げして持ち帰ることにしました。
刺身や煮付けは以前紹介しましたので、捌いてまずは唐揚げから作っていきたいと思います。
表面のぬめりを取る
まずはババガレイの体表のぬめりを取ります。塩を裏表に振りかけて撫でるようにしてぬめりを出していきます。
その後、水洗いしてあげるとシンクが詰まるくらいのぬめりがでます。
まあ、このぬめりが無いと鮮度が落ちてしまいますからね。許してあげましょう。
頭と内臓を落とす
一応大きさを計ってみたら50cmオーバーでした。こんなの釣れたら楽しいですね。
↓ ↓前に釣り師Iさんから貰ったババガレイより大きいかもしれません。
ぬめりを取り終えたら、頭と内臓を取り除きます。
胸ビレの後ろから包丁を入れて、中の内臓を傷つけないように裏側にも包丁を入れます。あとは頭の後ろの部分に包丁を入れて中骨を切断し、頭ごと内臓を引き抜きます。
中骨を断つ際は出刃包丁の根本でやらないと、結構な硬さなので包丁を傷めてしまいます。
頭や内臓は後でアラ汁にするのですが、胃袋や肝を見るとブツブツとなにやら気持ち悪いものが付いています。(´Д`)
寄生虫の卵かなにかでしょうか・・・。
気持ち悪いので今回は胃袋や肝は捨ててしまいます。この写真を見ているだけで全身がかゆくなってしまいそうです。
血合いを取り除く
血合いの部分に包丁で切れ目を入れて、ササラや爪楊枝を束ねたもので血合いを取り除きます。
取り除いたら水ですすいで、キッチンペーパー等でしっかり水分をふき取ります。
5枚下ろしにする
あとは5枚に下ろしていきます。
脂が乗っていて滑りますので、包丁で手を切らないように気を付けて下さい。軍手なんか付けたほうが安全かもしれません。
アラを処理する
頭や骨などの部分もアラ汁にしますので、エラをはずし適当な大きさに切り分けます。
胃袋や肝は今回は使いませんよ。
一口サイズに切り分け塩を振る
今回はハラスの方を使って唐揚げを作りたいと思いますので、腹骨の部分を梳きとります。
梳きとった部分は後でアラ汁に入れるので捨てないで下さい。
あとは皮を付けたまま一口サイズに切り分けて、軽く塩を振って20分ほど置いておきます。余計な水分が出てきます。
下味と衣を付ける
衣を付けて揚げていきます。タイミー袋などに片栗粉を入れて、水分を拭いた切り身をその中で衣を付けます。下味をつけるなら、衣の中に胡椒や少しの塩を加え片栗粉に混ぜておきます。先ほど振って置いた塩が残っているなら、塩は控えめに加えた方がいいです。
ポン酢なんかで食べるなら、下味は無くてもいいかもしれません。お好みで選択してください。
袋の中で処理すると後片付けが楽ですね。
170~180℃の油で揚げる
あとは油で揚げるだけです。
一気に入れると温度が下がってしまいますので、4~5切れ程度ずつ揚げて下さい。
ババガレイは身が柔らかいので、表面がカラッとするくらい少し長めに揚げます。表面も色づいてきたら頃合いをみて油をきってバットに上げます。長めに揚げてもババガレイの身は硬くならないので心配いりません。
ババガレイの唐揚げの完成
ババガレイの唐揚げが出来上がりました。もともと脂のある魚ですから、脂で揚げるとくどくなのではないかと思うでしょう・・・ですが旨い。(*´ω`)
ババガレイは身が柔らかいので、揚げたてを食べると身がホロホロと口の中で溶けて非常に美味。
今回のは大きいものなので骨は揚げれませんが、普通の魚体なら骨も姿で揚げて盛り付けてもいいですね。
他のカレイには無い独特の食感と脂があって濃厚な味に仕上がる絶品唐揚げです。
↓ ↓ 他にも美味しいカレイの唐揚げはこちら。(‘ω’)
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