いま函館ではイワシやサバの群れが港内に入ってきており、サビキで大量に釣れております。中央埠頭や港埠頭では手の空いた昼休みの会社員や年金暮らしの老人、家族連れなどで、イワシ釣りで賑わっています。
筆者の父親もせっせと毎日出かけては、クーラーを一杯に青魚を持って帰ってきます。
ご近所にもお配りしているようですが、どうしても余りますので自宅でも結構な量を消費します。
刺身や酢締め、塩焼きや唐揚げなど色々な料理にするのですが、そろそろ別の食べ方にしようということになります。釣りたてなので新鮮ですし、あまり脂も無くしつこくない。それならと今回はつみれ汁にしていきます。
ウロコを落として捌いていく
まずはウロコを落としていきます。次に頭を落として内臓を出したら、ハラスの中の血合いや汚れをきれいにしていきます。大量にあるのでボウル等に水を溜めて、イワシをその中に入れて汚れを落とすと良いでしょう。
つみれ汁なのであまり小骨が残らない方が良いです。
大名おろしだと骨抜きを使って小骨を取り除く手間ができますので、以前やった刺身を作る手順で捌いて下さい。詳細は下の記事を参考にして下さい。↓ ↓
生姜を入れてたたく
生姜をすり下ろしてそれをイワシの上に乗せ、混ぜながら叩いていきます。チューブに入ったすりおろし生姜を使っても構いません。
フードプロセッサーを使ってもOKです。
ある程度まで細かくなったら、ボウルに移し替えます。
塩を振りかけ捏ねて卵白を混ぜる
叩いて細かくなったら、ボウルに移して塩を少々振りかけて捏ねていきます。
しばらく捏ねていると粘り気が出てきますので、そうしたら卵白を卵1個分いれて混ぜると下準備の完成です。
出汁をとる
さて、つみれ汁を作る出汁をとっていきます。
出汁は昆布とかつお節を使った一番出汁でもいいのですが、折角新鮮なイワシを使っていますので、昆布だけで出汁をとって、イワシのつみれから出る出汁で味を調えたいと思います。
このイワシは新鮮ですから、あまり臭みを感じないですしね。
イワシの臭みがするものでしたら、一度別につみれに火を通して、煮汁を捨て一番出汁で再度煮るのがいいと思います。
昆布を入れたら火をかけて、沸騰前に昆布を取り出します。
鍋の中につみれを入れる
出し汁が沸騰してきたら、つみれを入れていきます。指で絞りだしたりスプーンで掬ったりして形を整えながら入れます。
今回、100均で売っていた鶏団子汁を鍋に入れるグッズを買ってあったので、これを使って入れていきます。買ってから使うまでのタイミングってなかなかないですね。
アクをとって味を付ける
中火にかけているとアクが出てきますので、随時アクを取り除いていきます。
つみれに火が通ってアクもほとんど出てこなくなったら、味を付けていきます。醤油と酒、みりんで味を調整します。今回は白醤油を使いましたが、普通の醤油でもいいですし、味噌汁でもいいと思います。酒とみりんは大さじ1~2程度で調整して下さい。
イワシのつみれ汁の完成
さあ、イワシのつみれ汁が完成しました。ちょっとネギなどを入れたらいいですね。
今回は白醤油で味を調えましたので、端正な味ですね。
素材がイワシでこんなに上品な味になるものだと、ちょっと感心してしまいました。イワシも馬鹿に出来ないものですね。手間はかかりますが、釣ったお魚を美味しく頂くのは、釣り人として最後の義務のような気がします。
このつみれ汁は本当に美味しいので、お時間ある方手間暇かけてみてはいかがでしょうか。(‘ω’)
↓ ↓ 他の美味しい食べ方はこちら。(‘ω’)