上ノ國八幡宮は北海道で最も旧く歴史ある神社の一つです。松前藩の武田氏(松前氏)にゆかりのある神社で、この神社のもっと上の山上には勝山館があります。
北海道では旧く本殿は1699年の建立と伝えられます。
灯篭の上に一羽の鳥の彫刻があり珍しいです。松前藩が江戸幕府への献上品としていた鷹がモチーフでしょうか。
屋根の下には彫刻がなされていてなかなか立派なものです。竜にも見えますが、足もあり鼻が長いのでバクのようにも見えます。もう一つは足がないので象?竜にも見えます。いやバクかもしれません。(笑) 正直これでは見分けがつきません。道南ではバクを象ったものは亀田八幡宮にもあります。
それ以外の部分も北海道ではこのくらい細部まで手をかけた細工を見ることができません。一度見てみる価値ありです。
神社内の装飾や賽銭箱に武田菱がありました。甲斐の武田信玄との繋がりを感じさせます。