前回、ワタリガニを茹でるでワタリガニの内子の詰まったシズル感を表現できなかったので、再度ワタリガニを美味しくいただこうと思います。ただ茹でるだけでは前回と変わらないので、今回はワタリガニのグラタンにチャレンジしたいと思います。茹でるまでの作業は前回をご参照下さい。

どうですか、このワタリガニの身に詰まったオレンジ色の内子!味噌と絡まってこの時期にしか味わえない絶品です。

前回と違い今回はこれでもかとカニの内子と味噌をアピールしました。(笑)
身をほぐす

カニの身をほぐしていきます。ワタリガニは足には身はほとんどなく、ハサミと肩部分にある身をほぐしていきます。全部ほぐすとワタリガニ一杯でこんなになりました。残念ながらこれではソースをかける余地がありませんので、他の甲羅と身の部分をシェアしていきます。
ソースを作る

地元の函館牛乳をベースにホワイトソースを作ります。まず、深めのフライパンに小麦粉を大さじ一杯いれてあぶっていきます。火が通って色がついてきたなら、牛乳を200ccほどいれます。ある程度、煮詰めてきたらバターを入れて混ぜていきましょう。

弱火で煮込んでいきます。煮詰まったらまた牛乳を入れてその作業を繰り返します。


煮詰まってきたら、ミックスチーズやすりおろしたニンニク(ガーリックパウダーでもOK)生クリームを少量と塩コショウをいれて味を調整しましょう。これでソースは完成です。
盛り付けして焼く

カニの甲羅にほぐした身をいれてその上にソースとチーズをかけます。一つの甲羅に一杯の身を全部入れると間違いなく溢れますので、適量に調整してください。残った身は食べちゃいましょう。(笑)


大体15~20分程度焼いて完成です。表面に焦げ目がつくのを目安に焼いてください。
ワタリガニのグラタンの完成

最後にパセリを振ってワタリガニのグラタンの完成です。内子と味噌、そしてソースが絡みあってまさに絶品です!この時期だけの贅沢な一品を作ってみて下さい。一杯250円×4杯=千円でリッチな気分になれます。