釣り師Iさんからまた美味しいそうな魚を頂きました。今回の魚はムシガレイ(水草カレイ)です。30cmは軽く超える1枚と普通サイズが1枚です。
なかなか良いサイズをもらいましたので、美味しい食べ方を追求してみたいと思います。大きい方と普通サイズがありますので、まず大きい方を素材にしていきます。
ウロコを落とす
まずは下準備でウロコを落としていきます。結構大きいウロコが付いていますのでウロコ落としで裏表落としていきます。相変わらずウロコ落としを新調しておりません。ごめんなさい。(笑)
落としきれないウロコは切ったとき包丁に残りますので、キッチンペーパー等で拭きとった方がいいでしょう。意外と残るんですよね・・・やっぱり梳いた方がいいのかな。
頭を落として内臓を取り血合いを除く
ヒレの後ろから包丁を入れて頭と内臓を取り除きます。そのあとハラスの中にある血合いに包丁で切れ目を入れて、ササラや爪楊枝を束ねたものなどで血合いを除いて水で洗い流します。
3枚または5枚おろしにする
ここから3枚または5枚おろしにしていきます。写真は5枚おろしです。
卸し終わったらハラスの部分に骨がありますので、梳いて取り除いてしまいます。
美味しい食べ方1~お刺身
やっぱり一番美味しいのはお刺身ですかね。新鮮で大きいサイズが手に入ったら、是非食してみてください。上の状態であとは皮を引いて切り分けるだけです。参考までに以前の記事をどうぞ。
↓ ↓ 水草ガレイの記事を取り上げたのもちょうど1年前になりました。
美味しい食べ方2~唐揚げ
皮を引く前の状態で手ごろな大きさに切ります。
切り分けたらバットなどの上に並べて軽く塩を振って、20分ほどおき余計な水分を出します。時間が経ったら、余計な水分をキッチンペーパー等で拭きながら、塩胡椒と衣となる片栗粉を付けます。
タイミーパックの袋に入れてその中で混ぜると、汚れなくて後片付けも楽です。
あとは170~180℃で揚げて出来上がりです。表面をパリッとさせたい場合は二度揚げにすると良いです。淡泊な味のカレイですので油料理との相性はいいですね。
骨も前もって少し干しておけば、揚げて骨せんべいにして酒のつまみに出来ます。
美味しい食べ方3~塩焼き
今回普通サイズのものを塩焼きにします。淡泊なので塩焼きは向かないのでは?と思いますが、臭みが無いしあっさりしているので、塩焼きは塩焼きでまた美味しいです。一日くらい干してもいいですね。
中まで火が通るように身に包丁を入れておいて塩焼きにします。しつこくなく上品な味わいですのでほんとに老人や病人向けです。(笑)
病人ガレイの異名もわかる気がしますね。
美味しい食べ方4~アラのお吸い物
最後は残ったアラのお吸い物です。
クセのない魚ですので、お吸い物にしても上品な味わいです。アラの部分、頭、カマ、胃袋、肝を使います。梳いたハラスの部分や刺身で引いた皮なんかも勿体ないので是非使いましょう。胃袋は中を開けてしごいてぬめりを取ります。頭やカマは適当な大きさにします。
切り分けたら熱湯をかけ、流水ですすぎぬめりや臭みを落とします。
昆布で出汁をとり沸騰したらアラを入れて再沸騰させます。アクが浮いてきますので適宜とりのぞきながら、少し火を弱めてそのままにします。
アクも取り終わったら醤油・みりん・酒で味を調えて完成です。お好みでキノコや野菜などいれたりします。うちでは最後にネギを散らします。
もしかしたら、ヒラメのアラより上品な味わいかもしれません。お好みで他の野菜を入れたり白醤油を使ったりしてもいいですね。
今回は煮付けにはしませんでしたが、決して美味しくないという訳ではありません。ただ抱卵も無く、さっぱり系で味にインパクトも無いので、刺身か揚げ物か焼き物の方が無難な気がします。コスト的には安価で申し分ないムシガレイ(水草ガレイ)、見かけたら試してみて下さい。(‘ω’)
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