サメガレイって家庭ではまず調理しませんよね。
せいぜい柵になった状態でスーパーの刺身コーナーに売られているものを買うくらいでしょうか。
一尾どのくらいの値段かというと、ここ函館では大体2,000円前後かもしれません。
結構、高い値段で売られていますね。
捌くのもちょっと面倒なので家庭で消費することはまずありません。とは言うものの、うちの家庭では定期的に食べてますって方いたら、コメント欄からお願いします。(笑)
このサメガレイ、なんと今回は1尾650円です!
こんなに安いの初めて見ました・・・緊急事態宣言の影響ですかね。使う料理店が無いんでしょうね。魚屋の店主も「こんなに安いの無いよ!」と言っていました。
そこまで言われたら買って捌いて美味しく食べます!
サメガレイの特徴
サメガレイはその名の通り個体の表側がザラザラとサメ肌になっていることです。
結構ゴツゴツがあたると痛いです。(笑)
昔は安い魚だったようですが、脂ものって美味しいことから近年高級魚的存在となっています。筆者も650円なんて安値は初めて見ました。
表面に滑りが多い方が鮮度が良いので、エラの色と体表を見ながら購入しましょう。
裏面はブヨブヨしていて結構気持ち悪い・・・。(;^ω^)
見た目だけだと本当に変なカレイです。
表面のヌメリを落とす
まずは表面と裏面のヌメリを金たわしで擦って水ですすぎ取っていきます。
サメ肌にタワシが引っ掛かりますが、気にせずやってしまってください。
頭と内臓を取って血合いをきれいにする
さあ、滑りも取れましたのでまずは頭と内臓を切り離します。
普通のカレイと同じですので、中の苦玉を割らないように注意して行ってください。頭をアラ汁にする方は肝とともに取っておきましょう。
ハラスの中の血合いに包丁で切れ目を入れて、爪楊枝を束ねたものやスプーンで掻き出して綺麗にします。
血合いを除いたら綺麗にすすいで水分をふき取ります。
ヒレを切り取る
両側のヒレを出刃包丁で切り落とします。
多少、力はいりますがそれほど難しくはありません。
落としたヒレは使い道がないので捨てちゃって下さい。
両面の皮を剥ぐ
尾の部分に切れ目を入れて皮を剥いでいきます。
今回は裏面から剥ぎ取りました。裏面はヌルっと剥けてきますので、難なく出来ると思います。
表面はサメ肌の皮が頑強に付いており結構力が要ります。
剥がしている身と皮の境目を抑えながら少しずつ剥がして下さい。油断すると身も剥がれてしまいます。
5枚下ろしにする
あとは普通のカレイと同じで5枚下ろしにしていきます。
脂が乗っているのと少し身が柔らかいので、ヒラメや他のカレイに比べると下ろすのが大変かもしれませんが頑張りましょう。
捌いた骨はアラ汁を作る場合は捨てないでください。
柵の処理をする
あとは柵にしていきます。
まずはハラスの部分はそぎ落とします。捨てないでアラ汁に入れましょう。
あとは縁側と血合い骨の部分を除きます。
もし裏面の身を刺身にする場合は、薄い白い皮が付いていますのでその皮も引いて下さい。
今回は表面だけを刺身で利用してあとは他の料理にしたいと思います。
火を通す料理なら裏面の白い薄皮は付けたままで大丈夫です。
サメガレイの刺身の完成
さあ、サメガレイの刺身が出来上がりました。
今回は表面のみを刺身にしました。これで4半身くらいですね。
もう、切ってるそばから脂がすごいんですよね。特に縁側、4半身からこんなに取れました。
脂で身が白濁していますが、この脂分が甘みがあって旨い。
この脂身に匹敵するのは大型のババガレイの刺身ですかね。
これを650円で堪能できるのは格安すぎます。(;^ω^)
残りの部分は煮つけなどにしましたが、この魚は「サメ」という名前が付いているので「ぬた」にしても美味しいかもしれません。酢味噌とかめっちゃ合いそうです。
また機会があったらサメガレイの「ぬた」でも作ってみます。(笑)
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