数年前の台風で、噴火湾のホタテ漁が壊滅的な被害を受けました。それ以来、我が家の食卓に噴火湾のホタテが並ぶことが無かったのですが、あれから年月が経過して少しずつ回復の兆しが見えてきたのでしょうか。最近は噴火湾ホタテ謎の大量死ニュースもありましたので心配しておりました。
そんな中で年末くらいだったでしょうか・・・ホタテ関連で働く知人Sさんとの会話の中で、
「稚貝がいっぱいあるから今度貰ったらあげるよ。」と言われたので、
「好きだから是非!」と答えたことがありました。
丁度休みの日にSさんからの電話が鳴り、「今から持っていくから~家で待ってて!」と。
てっきりスーパーの袋くらいの量がくるものだと思い込んでいたら、ちょっと勘違いしておりました・・・なんとバケツ一杯分!(;゚Д゚)
気前良すぎです。(笑)
釣り用のクーラーボックスに移し替えるものの入りきりません。(汗)
じゃあ、また~と笑顔で帰っていくSさんを見送りながら、
こんなにどうやって食べる?と途方に暮れてしまいます。
折角の朝揚がりホタテ稚貝、一番美味しい時に消費してあげたいところです。冷凍保存するよりは、活きのいい状態のものをご近所様にも召し上がって頂こう!ということで配って歩くものの、ようやく半分消費できたかどうか・・・。
こりゃ~残りはホタテ稚貝のフルコースだなあと、とりあえず酒蒸しと味噌汁を作ることにしました。料理のチョイスが、反射的に酒のつまみと〆の一品にしてしまうところが救いようがありません。(苦笑)
というわけで、酒蒸しと味噌汁を作っていきます。(‘ω’)
稚貝を洗う
まずは稚貝を軽く水洗いして汚れを落とします。貝殻を擦る様にザルを回しながら、表面の汚れを落としていきます。
ホタテ稚貝の酒蒸しを作る
まず酒蒸しから作っていきますが、作り方は至ってシンプル。鍋にホタテ稚貝を入れて、その上から日本酒を鍋底が浸る程度に軽く注いで火にかけます。
火にかけてしばらくしたら沸騰してきますので、蓋をして蒸し焼き状態にします。弱火にして吹きこぼれに注意して下さい。
蒸気が出てきてしばらくしたら、貝が開きます。
ちょっと蓋を開けてみましたが。まだ開いていない貝が多いですので、蓋を閉めてもう少し待ちます。このくらいまで蒸気が出ていると、辺り一面に香ばしいかおりが漂っておりますので待ちきれなくなりますが、
焦らないでください。
片手に酎ハイを持って待つこと5分、火を止めて蒸し焼き状態に。
稚貝の味噌汁を作る
味噌汁は昆布出汁をとったら、沸騰させて稚貝を投入します。
しばらくすると貝殻が開きますので、あとは味噌を適量いれるとOKです。
ホタテの稚貝から濃厚な出汁がでるので、昆布だし程度でいいと思います。今回は水出しした根昆布水を使っています。
ホタテ稚貝の酒蒸しと味噌汁の完成
稚貝山もりの酒蒸しとホタテ出汁かおる味噌汁が完成しました。稚貝は死んでしまうと独特のにおいがでてしまいますので、スーパーなどで買う場合は必ず生きたものを手に入れましょう。
濃厚な出汁が最高なホタテ稚貝料理。意外と安く手に入りますのでお得に食べられますよ。
ちなみに、さらに残ったものはホタテカレーで美味しく頂きました。Sさん美味しい稚貝をありがとうございます。(‘ω’)
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